15.新石垣空港 事業採択までの道のり
仲田  タイピングするのもめちゃくちゃ疲れた。(笑)
     まあ、八重山毎日新聞のWEBに年表が載っていればよかったんだけど
     無かったんで、県外の人にも流れを知ってもらおうと思って
     頑張って入力しました。流れを知るには一覧表が一番だからね
     八重山毎日新聞さんスイマセン。
Xさん  約30年か。長かったねえ。
X  丸写しばかりしてると、今に訴えられるかもな。(笑)
   ところで、良く見ると建設予定地が何回か変わっているんだな。
1972.8. 8   桃原用永市長が県に石垣空港の延長整備を要請
1973.2.27   石垣空港が第3種空港に指定される
1974.2. 1   市、県にジェット機就航空港建設を要請
1975.4.24   八重山商工高校、市長に学校上空の飛行停止を要請
     11.5   現空港下の4校、現空港ジェット化反対要請
1976.5      県、石垣空港基本計画調査を取りまとめ
    12.18   市議会、国や県に早期ジェット化を要請
1977.12.21  市議会、国や県に早期ジェット化を再要請
1978.1.27   県高教組八重山支部、現空港早期移転要請決議を採択
1979.5.15   現空港、暫定ジェット空港として供用開始
 
      25   県、白保海上案を決定
     7.24   「新石垣空港建設促進協議会」発足
       26   白保公民館臨時総会、賛否が対立。結論は持ち越し
     8.11   「白保地区新石垣空港建設を考える会」発足
    12.22   「考える会」、市議会に白保海上案撤回を陳情
    12.29   1980年度予算で5000万円の大蔵内示
       30   白保公民館総会、新空港建設反対を全会一致で決議
1980.2.26   白保公民館総会、新空港建設反対を全会一致で決議
     5.15   反対住民、県と市の白保公民館に対する説明会を阻止
     6.30   八重山漁協総会、白保海上埋め立てに賛成多数で同意
    11.28   「新石垣空港建設阻止委員会」結成(委員長・迎里清)
    12. 2   県、運輸省に空港設置許可を申請
1981.4.16   「新石垣空港建設白保地区有志会」結成
       28   第1回新空港白保地区建設阻止住民総決起大会開催
    12.13   第2回新空港白保地区建設阻止住民総決起大会開催
1982.3.12   運輸省、白保海上案を許可
   
  8.26   オーバーラン事故
     9.22   県、土地収用法を適用。現地測量を開始
    10.20   反対住民と警察官が衝突。調査全部終了
       30   新空港建設阻止住民総決起大会開催
1983.9. 1   県、新漁業免許を告示(白保東海岸の漁業権が消滅)
       22   県と八重山漁協、漁業権補償4億5000万円で調印
    12. 4   「沖縄・八重山・白保の海とくらしを守る会」結成
1984.1.21   白保公民館と阻止委、国へ反対要請
     2.27   促進協、早期着工要請で上京
     3. 9   新空港白保地区建設阻止郡民総決起集会
     5.16   元東京都知事美濃部氏来島。空港に建設賛成派800人
     7.12   沖教組八重山支部、新空港建設に反対決議
     8.16   県、白保の環境調査開始、反対住民が阻止行動
     9.12   県、環境調査に機動隊導入。迎里清阻止委員長ら2人が威力業務妨害で逮捕
       14   警察や海上保安部の厳戒態勢の中、3日間の調査終了
            反対住民、八重山署に迎里委員長らの釈放を要求。新たに逮捕の28歳男性頭蓋骨骨折の重傷
    10. 6   西銘知事、県議会で「現空港は新空港開港と同時に廃港。軍事利用はありえない」と答弁
    12.28   白保公民館新館長に反対派の花城長助氏
       30   条件付賛成派、白保第一公民館(米盛勲館長)を結成
1985.4. 5   反対住民、市役所構内と県庁で座り込み
       26   県議会土木委員会、新空港予定地を初視察
     6.23   八重山漁協臨時総会、賛成多数で新空港予定地の共同漁業権放棄決議を再決議
     7.13   県議会本会議、新空港建設促進の陳情を採択
1986.3.13   「新石垣空港問題懇話会」が発足
     4.28   八重山漁協臨時総会、賛成多数で埋め立てを採択
     7.23   市、「石垣空港対策協議会」発足
       25   県、埋め立てにかかわる環境アセス準備書の縦覧開始
     10.8   県議会、新空港早期建設要請決議を可決
1987.1.17   建設賛成派、郡民総決起大会を開催
       28   県、機動隊を導入し、環境補足調査。迎里清委員長と池宮城紀夫弁護士を威力業務妨害で逮捕
     5. 9   建設賛成農漁民総決起大会
1988.2.11   国際自然保護連合(IUCN)、政府に新空港計画見直し要請
       12   促進協、IUCN決議は「郡民生活に配慮が無い」
     5.19   漁業補償金の配分開始。正組合員1人あたり約90万円
     9.20   「新石垣空港建設促進市民の会」発足
    10.11   新空港建設郡民総決起大会
    11. 2   環境庁、石垣島周辺海域のサンゴ生息現状調査を開始
    12.23   「促進市民の会」、県に早期建設を要請、署名3万人
1989.1. 6   西銘知事が竹下総理らに新空港建設促進を要請
     2.26   素もぐりダイビング協会、石垣島周辺サンゴ礁調査を開始
     3.11   WWFジャパン、石垣島周辺サンゴ礁環境調査を開始
     4.26   県、白保海上案を断念、新候補地にカラ岳東
            環境庁、カラ岳東案は「サンゴ礁保護上の問題ない」
     5.19   日本自然保護協会とWWFジャパン、カラ岳東案に反対
       25   県のカラ岳東案環境状況調査、反対派が阻止
     6.14   市議会、カラ岳東案を初視察
     8. 8   県、カラ岳東案の測量開始。促進派は野外総決起集会
    10.25   IUCN、カラ岳東案の調査実施
    11.25   県、「新石垣空港建設後方検討委員会」が発足
    12.20   WWFジャパン、カラ岳東案は「日本で最高級のサンゴ礁環境を消滅させる可能性」
    12.23   星野公民館、条件付き同意の決議
1990.4.27   衆議院環境委、新空港予定地の土地ころがしを取り上げ
     5. 8   促進派、八重山群島民総決起大会を開催
       14   伊野田公民館、条件付で賛成
       19   環境庁、衆議院環境委で「現空港拡張には用地取得が必要。地元住民の賛成は得にくい。
            本格的空港は現空港では造れない」と答弁
       30   県、国土利用計画法違反で3業者を告発
       31   八重山漁協総会、カラ岳東案の埋め立てに同意
    10.11   大里公民館、環境整備要請と早期着工の要請
       26   白保住民、土地共有持分確認を求めて提訴
    11.18   県知事選、大田昌秀氏が当選
    12.24   新空港建設費ゼロ査定。カラ岳東案は当面凍結
1991.1.17   建設候補地に宮良、冨崎野案が浮上
     2.21   宮良公民館臨時総会で宮良案反対決議
       22   白保公民館、カラ岳案に反対決議
       23   県は「新石垣空港建設候補地のあらまし」を配布。「カラ岳東側海上案」、「白保陸上案」
            「宮良案」、「現空港拡張案」、「冨崎野案」を掲載
     3.20   市農業委、土地改良区内での建設反対を決議
     6.19   新空港建設行政連絡会議、県と市側が互いに譲らず
     7. 1   大田知事「候補地を絞るのは困難」予算要求断念
     7.20   取りまとめ報告会でカラ岳東、宮良、冨崎野に絞る
    11.22   土地ころがし疑惑の1業者に有罪判決
1992.3. 3   WWF総裁のエディンバラ公フィリップ殿下が候補地を視察。サンゴへの影響を懸念
     6.29   県、位置決定を先送り
     7. 2   大田知事、カラ岳陸上案の建設可能性調査実施を表明
       21   白保公民館新空港建設阻止委員会、カラ岳案に抗議声明
       24   市議会と市農業委、カラ岳東の早期着工決議
       27   県の新空港建設対策協議会、カラ岳東と冨崎野を除外
    10. 8   川原公民館、宮良案に反対を決議
       10   三和公民館、宮良案に反対を決議
       17   「三川地区新空港を考える会」結成
       26   市と市議会、宮良案反対、カラ岳東での早期建設を要請
       27   宮良公民館臨時集会、「宮良牧中阻止委員会」を設置
    11.20   「三川地区宮良牧中空港建設阻止委員会」発足
       24   市議会臨時議会、宮良案反対を賛成多数で議決
       25   「新空港早期実現協議会」が結成
       26   大田知事、宮良案選定を正式表明
       28   半嶺冨泰市長「容認できない」
    12. 1   石垣入りの仲井真副知事、反対派住民の阻止で空港からUターン
        9   県議会、宮良案反対陳情を賛成多数で採択
1993.3.26   県議会予算特別委、新年度予算案から調査費を全額削除
     8.13   石垣入りの大田知事、反対住民の阻止行動で空港から一歩も出られず、引き返す
1994.3. 6   市長選、宮良案推進の大浜長照氏が当選
       26   県議会予算特別委、新年度予算案で宮良案調査費を可決
     6.16   白保第一公民館が解散、白保公民館10年ぶりに一本化
     7.28   反対住民、県の三和地区説明会、阻止
       29   川原地区説明会、県が開催を断念
    11.20   県知事選、大差で太田氏が再選
    12.11   反対住民が総決起大会
1995.2      八重山地域問題研究会(富川八十八代表世話人)、登野城地先案着工を訴える
     3.27   県議会予算特別委、新年度予算から調査費を削除
     6.22   市議会、12対11で宮良案反対
    11.16   市議会臨時議会、12対10で調査費計上要請を可決
1996.2. 8   県、新年度予算最終内示で調査費を計上
     3.11   石垣市と34団体が「新石垣空港建設宮良牧中の調査を進める会」を発足
       27   県議会本会議、調査費を可決
     6.13   反対派、県と市の川原地区説明会を阻止
       25   反対住民、建設予定地に闘争小屋
     7.16   反対住民、第二闘争小屋設置
     8.14   県、宮良地区現地調査に着手。反対住民と県が衝突
       16   反対住民が座り込み、全ての作業が中止
    10. 3   県、調査休止
    12. 4   県、反対住民に対する調査妨害禁止仮処分を申し立て
1997.2.13   那覇地裁、調査妨害禁止を認める仮処分
       18   那覇地裁石垣支部、カラ岳共有地確認訴訟で住民の訴え退ける
       25   県、宮良調査再開。反対住民、体を鉄塔にしばって抵抗
     3.14   反対住民、調査中止の仮処分を申請
       28   県、地権者を調査妨害禁止で提訴
     6. 4   那覇地裁、地権者の「調査禁止等仮処分申請」を却下
       10   県、宮良調査を再開
       16   反対住民、強硬に抗議行動。調査できず
       19   宮良現地調査終わる
     9.17   市議会、11対10で「宮良案白紙撤回」を決議
    11.27   県、宮良地区対象の説明会。反対住民の抵抗で中止
1998.3. 1   市長選で大浜長照氏再選
       25   県議会予算特別委、新年度予算に基本設計費を盛る
     4.20   県の新石垣空港対策協議会、宮良案を建設適地と判断
       21   鈴木宗男沖縄開発庁長官、「宮良案には予算をつけない」
       23   県、宮良案に正式決定
     5. 3   八重山毎日新聞社新空港緊急世論調査、宮良牧中地区賛成66.2%、反対23.5%、その他10.3%
       26   県、市、宮良地区から地権者の同意取り付け開始
     6.10   「新石垣空港宮良牧中の建設を進める会」が発足
       26   市議会、賛成10、反対12で宮良建設案を否決
     8.31   新空港建設危機突破郡民大会を開催
     9.13   市議選。宮良案賛否同数に
       20   市、臨時議会への宮良牧中空港設置案の提案を見送る
    11.15   県知事選、稲嶺恵一氏が当選
1999.2.23   稲嶺知事「宮良案、カラ岳東側案、冨崎野案、カラ岳陸上案の4案で検討」と答弁
    12.17   WWFジャパン「4候補地ともふさわしくない」
2000.2.14   第5回新空港建設位置選定委員会、宮良とカラ岳東を除外
 
    3.11   第7回選定委、カラ岳陸上案を選定
       15   WWFジャパン、「適正なアセス手続きが条件」
       22   八重山・白保の海を守る会、「選定は無効」
       24   日本自然保護協会、「サンゴ礁への影響を危ぐ」
     4.26   県、カラ岳陸上案を正式に決定
     5. 1   反対住民、市にカラ岳陸上案の撤回を要請
       20   反対住民が白保で集会
       26   県、白保地区でカラ岳陸上案決定について説明
     6.27   大浜長照市長、宮良地区説明会で「迷惑をかけた」
    11.17   「空港建設に反対し白保の自然を守る会」が発足
       20   白保公民館、賛成多数で受け入れを決定。16項目の地域振興策が条件。反対住民は退席
       21   反対住民「受け入れは、館員の総意ではない」
       22   第3回新空港建設位置地元調整会議、カラ岳一部切削を決定。
            県は絶滅危惧種のコウモリ生息を報告
    12.18   乱気流を観測するドップラーソーダ設置
2001.3.25   反対住民ら、カラ岳陸上案の反対と現空港拡張を要請
     4.15   平得公民館、現空港拡張反対決議
     4.17   反対住民らカラ岳陸上案予定地内で土地取得
     4.27   真栄里公民館、市と八重山支庁に現空港拡張反対の要請
     5.31   第4回新空港建設位置地元調整会議、ターミナルを滑走路東側に決定
     6. 2   「白保の海と大地を未来に残す全国ネットワーク」発足
     9.10   「新空港早期建設を進める郡民の会」発足
    11. 7   市、都内で「八重山・白保の海を守る会」と話し合い
        8   市、赤土対策を国に要請
    12.11   「郡民の会」が臨時総会。早期建設の署名運動を決定
       25   反対住民、トラスト運動開始
2002.1.22   県、2002年度予算に調査費を計上
     3.29   市議会、カラ岳陸上案での早期建設決議。初の全会一致
     4.22   三市町と郡民の会、白保公民館、国や県に要請
     7.21   八重山青年会議所(JC)、新空港早期開港フェスタ
     8.25   市と「八重山・白保の海を守る会」が都内で話し合い
    11. 6   「郡民の会」と白保公民館、現空港周辺公民館、国へ要請行動
    12. 4   「新空港アクセス道路等検討委員会」発足
    12.24   環境アセス方法書、縦覧開始
2003.1.21   県、基本計画案を公表
     3.27   県議会、全会一致で新空港早期建設要請決議
       28   県、県外地主対象の説明会。反対地主は欠席し、閉会後に申し入れ
     5.21   県環境影響評価審査会、予測・評価の方法が「具体的ではない」と答申
     6. 9   同意取り付け作業開始
       22   細田博之沖縄担当相、トラスト運動は「建設妨害」
     7.15   市、那覇市内で「八重山・白保の海を守る会」と意見交換
     9.14   鈴木俊一環境相、「白保のサンゴを保全したい」
2004.1.17   茂木敏充沖縄担当相、「非常に強い地元の熱意」
     2. 1   「八重山・白保の海を守る会」、反対署名運動開始
     3.16   「白保の海と大地を未来に残す全国ネット」、乱気流の問題指摘
       22   県、県議会新空港特別委で「乱気流は運航に影響なし」
       30   アセス準備書の広告縦覧開始
     5.20   「郡民の会」と八重山JCの意見広告、目標の1万人に
     6.30   「白保の海と大地を未来に残す全国ネット」、6400人の署名添え、県に反対要請
     7.12   市町「トラスト運動以外の全地主が同意」と発表
       14   反対地主「全地主同意は事実に反する」
       22   県議会、全会一致で二度目の新空港早期建設要請決議
     8.26   国交省、2005年度概算要求に新空港を盛り込む
    12.20   新石垣空港の実施設計調査費が2005年度予算に計上される

    
仲  そう、4回変わっているね。最初は白保のリーフ上(海上)、
   次がカラ岳東(一部海上埋立)、次に宮良牧中(陸上)、その次が
   今回のカラ岳陸上案だね。
2004年12月20日、2005年度予算に新石垣空港関連の
建設予算が盛り込まれました。これにより八重山郡民の悲願であった
新空港の建設が確定しました。
そこまでにいたる30年近い歴史の年表です。
X  そりゃ、30年近くかかるわけだな。
仲  ん〜、サンゴの保護、希少動物保護、農地の保護、騒音問題、政治的問題。
   いろいろ絡んだからねえ。
   ただ、今回のカラ岳陸上案は、地元の人間が知恵をを絞って出した案。
   環境問題にも配慮しているし、地元の反対はほとんど無いね。
   ここでダメなら、もう飛行場は黒島かパナリに造るしかない。(笑)

X  黒島か。(笑)そういえばそんな計画もあったような話をチラッと聞いたぞ。
   それはいいとして、新空港は全く問題が無いわけだな。
仲  共有地主問題がある。建設予定地の中の2筆(556u)を、反対している522人が
   共同登記しているわけだね。522人のほとんどが都会の人だよ。

X  556uといったら、なかた荘の敷地の約半分くらいの広さか?
   どちらにしろ、地元の意向を無視した環境活動というのははいかがなものかな?
仲  まあ、できるだけ話し合いで解決して欲しいけど、ダメなら強制収用かな。
   これ以上開港が遅くなるのもね。

X  で、いつごろ運用開始になるんだ?
仲  遅れが無ければ2012年頃らしい。
   ただ、ANAの偉い人が2008年位までになんとかひとつ・・と知事に
   要請したみたいだし、多少早まるかもね。

X  どんな空港が出来るか、楽しみだな。